2011年9月20日火曜日

MTBジャパンシリーズ#5 富士見大会

レース名:MTBジャパンシリーズ#5 富士見大会
場所:長野県 富士見パノラマリゾート
日時:2011年9月18日(日)
結果:優勝
1、片山 梨絵(SPECIALIZED) 1:33:18.37 
2、田近 郁美(GOD HILL) +8:55.06
3、中込 由香里(SY-Nak SPECIALIZED) +11:01.63
4、小林 可奈子(クラブ安曇野)+16:21.70

 今シーズンの海外でのレースが一通り終わり、リラックスしながら走れる国内のレースをいくつか残すのみとなった。とはいえ、なんとなく走るのではもったいないので今回は新しい機材を試してみることにした。今まで8年間フルサスペンションバイクを乗り続けてきたわけだけど、海外で走った時に感じるスタートの爆発的な勢いや登りでのパワー差を埋めるために、バイクを少しでも軽くしてみたいという思いがあった。また、基礎に戻ってバイクコントロールのスキルを見直してみたいというのもあり、26インチのハードテイルバイク、S-WORKSスタンプジャンパーでレースをすることにした。



 轍屋でBG-Fitをして体にあったポジションをすでに出してもらっていたので、試走を始めてからはサスペンションやタイヤの空気圧など調整する項目を絞ってバイクを仕上げていくことが出来た。機材スポーツなので悩みだしたらきりがないけど、新しいバイクでもポジションに悩むことなく調整できるのはありがたい。試走のドライコンディションでは大きくバイク操作で戸惑うことはなく、ハードテイルならではの素直なコーナリングとペダリングのメリットを感じることが出来た。前日土曜日の試走では雨が降ってスリッピーなウエット路面となった。明日のコンディションを予想して泥はけを良くするためタイヤのノブの一部を間引く作業をお願いし、野辺山のSY-Nakキャビン(標高1300m)に高知順応も兼ねて宿泊し、レースを迎えた。

 当日は快晴。だが、路面はマッド。昨日の滑りやすい路面を多くのライダーが走ることによって土がこねられ、少し重い路面抵抗のあるマッド路面となった。それほど深い泥ではないのでドライタイヤを基本に、昨日オーダーしたセンターブロックをカットしたFast Track LKを後輪、そのままのLKを前輪にセットしてもらった。ウォーミングアップで感じた体の感覚は良さそうで、楽しみにレースを迎えた。



号砲を共に走りだす。高回転気味にペダルを回していくと、自然と独走態勢になった。いつもの感覚ならしばらく集団で走ることになるであろうペースだったのでスタンプジャンパーの軽さのメリットなのだろう。そのまま1周目をスムーズに走り終えた。2周目に入り、エキスパートクラスの選手と混走になる。ラインを変えたり、自分の意志以外のブレーキングはよりテクニックが要求される。人とラインを取りあうのもレースのうちなので良いチャンスだと思って走っていたが、どうにもこうにもリズムがつかめず、ここらへんから転倒が多くなった。途中サドルが曲がってしまうアクシデントもあったが、沿道のかたにお願いしてチームメカに伝達してもらい、テクニカルアシスタントエリアでスムーズに修理してもらえたのでレースを続行することが出来た。

 ラスト2周ぐらいに大きな疲労を感じたのはハードテイルならではの衝撃を体に受けていたからだろうか? 他にも重心の前後移動などもう少し慣れる必要はあるけど、なかなか好感触の新機材を使ったレースだった。機材スポーツなので体以外にも調整するポイントは多く、奥が深い。サポートして下さるみんなの知恵を借りて、機材も体も来年のベストを模索していきたい。





バイク:SPECIALIZED S-Works Stumpjumper 26
タイヤ:SPECIALIZED S-WORKS LK 
ヘルメット:SPECIALIZED S-Works Prevail
アイウエア:OGK Kabuto REALIS
データ:POLAR RS800CX BIKE
ペダル:TIME ATAC TITAN CARBON
マッサージオイル:Sports Balm イエロー3、FreshingFuluid
ニュートリション:パワージェル
テーピング:New-HALE
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船・伊藤超短波 
サプリメント・トレーニング:ゴールドジム
メカニックサポート:轍屋自転車店
アイウエア調整:メガネナカジマ
遠征サポート:じてんしゃの杜
合宿サポート:SY-Nakキャビン(長野県 野辺山高原)