2011年4月5日火曜日

Portugal Cup XCO DIVERLAHOSO

レース名:Portugal Cup XCO DIVERLAHOSO(UCI Class-1)
場所:ポルトガル Povoa de Lanhoso
日時:4月3日12時30分~
結果:Women Elete 優勝(60ポイント獲得) 
1  Rie KATAYAMA (JPN)  1:20:09.846 
2  Maaris MEIER (EST)     +4:06.732
3  Sandra Ramos Araujo(POR) +5:54.962
4  Isabel Castro Cal(ESP)      +7:26.572

 遠征の前半戦を締めくくる区切りのレースが今回だった。というのも、このレースが終わったら帯同してくれていた竹之内カメラマンが帰国するからだ。彼がいてくれるおかげでヨーロッパでの活動をよりリアルに日本に伝えることができるし、メカニックや運転などのケアもしてくれていたのでかなり負担が少なく転戦できていたのだ。楽ができるうちに体調を整えてしっかりポイントを獲得するのが私の仕事。そして、写真や動画を伝えられるこの最後のチャンスに、再び日本に優勝の明るいニュースを届けたかった。

写真:Shuhei Takenouchi

 今回は攻めの走りで勝ちに行くつもりだけど、先週のレースでランニングを長時間したツケはまだ少し残っている。3番手で最初のシングルトラックに入った。落ち着いて2番手に上がり、Meier選手の後ろにつく。先週に引き続き良いスタート、良いペースで集中して走っているようだ。いま切れ(離れ)なければ勝算はあると考えていたので、ここは私の我慢どころ。下りもコーナーの立ち上がりも好調に飛ばす彼女の背中をぴったり追う。バイクパーク内に作られた今回のレースコースは前半がコーナーの続くハイスピードな区間で、中盤にロックセクションのテクニカルな下りがあり、後半にまとまった登りがある。常設コースだけあってバイクの流れが良く、楽しいコースだ。スタートのペースは辛かったけど、長い間レースをもつれさせたくなかったので思い切ってコース後半の登りに差し掛かったときにペースを上げて先頭に出ると、そのまま独走に持ち込むことができた。この展開になれば日本でもやっていることなので慣れたもの。登りや安全な場所ではしっかり自分をプッシュして、後ろとのタイム差を聞きながら下りや岩の上は慎重にバイクをコントロールする。パンクや転倒の余計なタイムロスを避けるためだ。周回を重ねるほど、どんどん体調が上がって体に力が入っていくような感覚があった。ペースを落とすことなくそのまま5周回のラップを刻み、2度目の嬉しい優勝だ!


 2月16日に渡欧してから7週間毎週レースを走ってきたけど、来週は久しぶりにお休み。今週はしっかり最後の追い込みトレーニングをして、再来週に南アフリカでクラス2のレースを走り、いよいよ4月23日はワールドカップ(南アフリカ)が開幕する。この連戦で上げてきた国別ランキングをキープできるかどうか、厳しい勝負が待っている!この優勝に自信を持って、力を伸ばして臨みたい。


バイク:SPECIALIZED S-Works Era 
タイヤ:SPECIALIZED S-WORKS レネゲード 
ヘルメット:SPECIALIZED S-Works Prevail
アイウエア:OGK Kabuto REALIS
データ:POLAR RS800CX BIKE
ペダル:TIME ATAC TITAN CARBON
ウエア:WAVE-ONE
マッサージオイル:Sports Balm イエロー1、ウルトラバルム(筋肉痛のある個所)
ニュートリション:パワージェル
テーピング:New-HALE
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船・伊藤超短波 
サプリメント・トレーニング:ゴールドジム
メカニックサポート:轍屋自転車店
アイウエア調整:メガネナカジマ
遠征サポート:じてんしゃの杜