2011年3月29日火曜日

Portugal Cup XCO Torres Vedras

レース名:Portugal Cup XCO (UCI Class-2)
場所:ポルトガル Torres Vedras
日時:3月27日12時30分~
結果:Women Elete 2位(20ポイント獲得) 
1 Isabel CASTRO CAL ESP 41 2:08:42
2 Rie KATAYAMA JPN 32 2:13:42 
3 Maaris MEIER EST 28 2:17:13


ロンドンオリンピック出場枠をかけたUCIポイントを獲得するため、2月の中旬から毎週ヨーロッパのUCIレースを転戦している。最初はキプロスで3レース、次にスペインで2レース、そして今はポルトガルに来ている。ここで2レース走ったら一区切りして、4月下旬のワールドカップ開幕に備えることにしている。現在のナショナルランニング・個人ランキングは共に過去最高の16位。五輪枠獲得圏内だ。この位置をキープすべく、この2レースも高ポイントを獲得したい。


先週のマドリッドのレースでよく追い込めた上に、その後フランスの家を引っ越したり、ポルトガルへ移動したりとバタバタした1週間で、疲労が抜けきっていなかった。来週のクラス1レースはまた優勝したいと考えていたので、今日のクラス2レースは自分のペースで正しい走りをする計画だ。朝の天気は小雨。昨晩はかなり雨が降ったらしく、午前中のレースを走った人のバイクを見るとかなり泥が激しい。
スタートしてしばらくは登りが続く。思ったよりも泥が深刻で、登りながらも前後輪が同時に横滑りするような状況。先週のマドリッドで6位だったNombre選手が力強いペダリングで先行する。少し距離を保ちながら無理せず追い、しばらくすると誰も乗車できないほどのひどい泥の登りになった。バイクを押して走る。すると、後ろからマドリッドで5位だったMerces選手が軽快に抜かしていった(シクロクロスの選手らしい)。3位で押し区間を抜けて、山頂付近は自転車に乗ることができたので先行する二人との差を詰める。下りに入る前にNombre選手を抜き、下りでMerces選手を抜き先頭に立つ。が、すぐにぬかるんだ平たん区間がまたあって、バイクを押しているとMerces選手が先頭に立つ、そして乗車できる下りでまた私が先頭、、、といった展開。コース後半は驚いたことに昨日試走したコースと違うコースに変更されていて、ドライでも登りきれるかどうか微妙な斜度の直登が100mほどあった。もちろんドロドロでバイクには乗れないのだが、バイクを押していると泥がタイヤに詰まってホイールがスタックし動けなくなる。仕方がないので泥がこびり付いて重くなったバイクを肩にかついで歩く。斜度が特にキツイ場所では背中にバイクを乗せて、手も使いながら這いつくばるように泥の壁をよじ登っていく。かなりのサバイバルレース。レース時間の半分以上はバイクに乗れない。1周した時点で25分ほどかかっていた。レースは5周回なので2時間以上の長丁場になる(通常は1時間半)。補給に気をつけながらレースを進めていく。この時点でMerces選手とは1分も離れてしまい、Nombre選手との競り合いになった。タイヤがスタックしたので止まってタイヤやフレームに絡みついた泥をかき出しているとNombre選手が見えてくるので急いで再スタートする、といった感じ。後半になってコース状況が若干向上して、バイクに乗れる区間が少し増えた。集中して前を追ったが、かなわず2位でゴールした。


ここまで酷いのは珍しいが、マッドレースでRunしなければならない状況はワールドカップでもあるし、もしかしたらロンドン五輪本番でもあるかもしれない。今までRunで遅れるのはコンパスが短いのを言い訳にしてきたけど、そうも言っていられないので改善しないと。やっぱり2位は悔しい。先週は勝てた選手でも、今週は競り合ったり負けたりしてしまう。こういったレベルで走れるレースはやりがいがあって楽しい!今はRunの筋肉痛と幾度もの転倒で全身にできたかすり傷がしみるけど、しっかり回復して来週は頑張ろう!








バイク:SPECIALIZED S-Works Era 
タイヤ:SPECIALIZED S-WORKS サウザーウィンド
ヘルメット:SPECIALIZED S-Works Prevail
アイウエア:OGK Kabuto REALIS
データ:POLAR RS800CX BIKE
ペダル:TIME ATAC TITAN CARBON
ウエア:WAVE-ONE
マッサージオイル:Sports Balm イエロー1
ニュートリション:パワージェル
テーピング:New-HALE
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船・伊藤超短波 
サプリメント・トレーニング:ゴールドジム
メカニックサポート:轍屋自転車店
アイウエア調整:メガネナカジマ
遠征サポート:じてんしゃの杜