2011年3月15日火曜日

Open de España #1 – Banyoles

レース名:Open de España #1 – Banyoles UCIレース(クラスは1or2で確認中)
場所:スペイン Banyoles
日時:3月13日10時00分~
結果:Women Elete 2位 
1,  Anna VILLAR ARGENTE (ESP)  1:40:59
2,  Rie KATAYAMA (JPN)  1:42:14  
3,  Sandra SANTANYES MURILLO (ESP)  1:43:25


 応援してくださる皆さま、そしてご家族、ご友人の心と体の健康を心から願っています。私は日本の現状をTVやインターネットでしか知ることができずもどかしい思いですが、少しでも明るいエネルギーとニュースをここヨーロッパから届けられるよう、日々のレース活動、練習を淡々と前に進めていきます。また、みんなの繋がりを、温かさを感じられるように、そして物理的な援助がわずかでも出来るように、JustGivingJapanにて募金活動を始めました。スポーツを通じて、日本を元気にできるよう、日本代表「TeamJapan」として頑張っていきます。このレポートを読んでくださるみなさんもぜひ募金にご参加ください。


https://justgiving.jp/c/3376



 先週のキプロスのレースから、疲労が回復しない日々が続いた。リカバリーライドをしても体が反応してこず、精神的にもちょっと参った1週間だった。しかしフランスに移動してBouc Bel Airというマルセイユから20kほど離れた静かな街にホームステイしてとてもリラックスした時間を過ごせたことがありがたかった。レースに出場するか散々迷った結果、行くことを決意。五輪枠獲得のためには長期的に良いコンディションでレースを走り続けることがマストだが、レースに出場しなければ獲得できるUCIポイントはゼロ。そのなかで出した答えとしては、無理やりもがくのではなく、体調なりに綺麗に、正しく走ることを目標としていた。
 ここは情熱の国スペイン!レース会場の雰囲気はいい感じに盛り上がっていて嬉しくなった。前日の大雨は止んで、お天気は最高、路面は最低(どろどろ)のコンディションだ。マッドレースは好きだし、精神的にはもう開き直っていたのでレースが楽しみだった。
 ライバルは去年も競り合っていたAnna。スタートとともに彼女は勢いよく飛び出し、私はフォームが崩れないぎりぎりの強度で彼女を視界にとらえながらレースを進めた。路面コンディションは近年まれにみる苛酷さで、バイクを押す区間が多数あった。一番ひどい2か所では歩いても足が滑って登りきれないので、観客が両サイドに立って、ライダーの腕とハンドルを引っ張り上げているような状況だった。乗り降りやランでAnnaとの差はどんどん開いていき、1周を終わるころには視界から消えてしまった。残念だけど今日は仕方がない。マッドレースのスキル練習と、ある程度のポイントを確実に獲得することを念頭に、今できるベストの走りを続けた。3周目序盤の下りで混走する男子選手に詰まってリズムを崩し、下りで転倒してしまった。ペダルがちょうど脛を削ってかなり痛い。。。しばらく力が入らず、大きくペースダウンしてしまった。そうこうしているうちに3位の選手にまで追いつかれてしまったけど、それをきっかけに、ルーズになりがちだったバイクの乗降時のタイムロスを減らすことに集中して、再び3位を引き離し、Annaとの差もだいぶ詰めてフィニッシュした。
 レースを終えて、先週よりも体調が回復してきているのを感じている。今週末は再びスペインでレースをする。もちろんAnnaも出場。今度こそは勝ちにいきたい!


写真:Shuhei Takenouchi
バイク:SPECIALIZED S-Works Era 
タイヤ:SPECIALIZED S-WORKS サウザーウィンド
ヘルメット:SPECIALIZED S-Works Prevail
アイウエア:OGK Kabuto REALIS(スモークフラッシュ)
データ:POLAR RS800CX BIKE
ペダル:TIME ATAC TITAN CARBON
ウエア:WAVE-ONE
マッサージオイル:Sports Balm イエロー1、レッド1(ひざ)
ニュートリション:パワージェル
テーピング:New-HALE
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船・伊藤超短波 
サプリメント・トレーニング:ゴールドジム
メカニックサポート:轍屋自転車店
アイウエア調整:メガネナカジマ
遠征サポート:じてんしゃの杜