2011年3月9日水曜日

SunshineCup#3

レース名:Sunshine Cup#3 Class-1 XCO
場所:キプロス共和国 Amathous Ag. Tychon
日時:3月6日 9時52分~
結果:8位 (UCIポイント:14p)
1、ANNIKA LANGVAD (EASTON ROCKETS:DEN) 1:20:45.431
2、LENE BYBERG (SPECIALIZED FACTORY TEAM:NOR) +01:05.376
3、SABINE SPITZ (CENTRAL HAIBIKE:GER) +02:08.428
4、BLAZA KLEMENCIC (FELT OTZTAL X-BIONIC:SLO) +02:31.260
5、ELISABETH BRANDAU (CENTRAL HAIBIKE:GER) +03:01.879
6、ANNE TERPSTRA (MPL SPECIALIZED MTB TEAM:NED) +05:41.982
7、KATHRIN STIRNEMANN (CENTRAL HAIBIKE:SUI) +06:33.487
8、RIE KATAYAMA (SPECIALIZED JPN:JPN) +06:53.011


 キプロス共和国にて3週間連続で続くシリーズの最終戦が今大会だった。滞在場所は1か所のまま3つのレースを回れたので移動のストレスは少なく気候も温暖。今年初めて参戦したSunshineCupだが、合宿やワールドカップ開幕前の調整を兼ねて参戦する選手が多数いるのも納得の大会だ。

 木曜日には先週から参戦しているSPECIALIZED FACTORY TEAMのLeneと一緒に試走をすることができた。彼女は2年前に参戦したらしく、覚えているコースを案内してくれたのだ。世界のトップ選手と気軽に話をしたり、一緒にトレーニングをさせてもらえるのはとても貴重で勉強になったし、楽しい時間でもあった。
コースのほとんどがシングルトラックで海沿いの散歩道以外で選手をパスできる区間はほんのわずか。スタートの位置取りがかなり重要だ。また、このコースは岩が多くて路面がラフなうえに、砂質で滑りやすい。バイクをグリップさせるポイントが難しくて、自分の中でこのコースのリズムや流れを作れていなかったことから、スタート前は少しナーバスになっていた。

 スタートループはコースの外周をダブルトラックで1周する。直線では良い位置に上がれるけど、人口密度の高い中でのコーナリングやシングルの入口が未だにうまくこなせない。結局シングルトラックに入った時にはペースの遅い2選手に前に入られてしまい、余力はあるのに後ろでトップ集団を見送ることしかできなかった。しばらくして総合順位を争うTERPSTRA選手が前に出てきた。後ろにつけて走ろうとするも、リズムのつかめていない下りで差をあけられてしまう。登りでは徐々に差を縮めながら逆転を狙っていたけど、3周目に入る所で集中力不足のためミスコースをしてしまった。結局コースを外れた地点まで戻るはめになり、彼女の背中を見失ってしまった。最終ラップに入ると、TERPSTRA選手との競り合いで消耗したSTIRNEMANN選手が近づいてくる。コースの最高地点で真後ろまで追いついたが、こちらも下りで引き離されてしまい、結局順位を上げることはできなかった。

 連戦の疲れが、集中力が不足していたレースだったように思う。まだしばらくレースが続き、4月のワールドカップ開幕まで、レースこそが最大の練習になっている状態。そのレースで気持ちよく力を出し切れることが、ポイント獲得のためにも自分の力を向上させるためにもキーポイントとなってくる。平日の過ごし方、トレーニング、食事のコントロールに注意してまだまだ続く遠征を充実したものにしていきたい。




バイク:SPECIALIZED S-Works Era 
タイヤ:SPECIALIZED S-WORKS Renegade
ヘルメット:SPECIALIZED S-Works Prevail
アイウエア:OGK Kabuto REALIS(スモークフラッシュ)
データ:POLAR RS800CX BIKE
ペダル:TIME ATAC TITAN CARBON
ウエア:WAVE-ONE
マッサージオイル:Sports Balm イエロー1
ニュートリション:パワージェル
テーピング:New-HALE
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船・伊藤超短波 
サプリメント・トレーニング:ゴールドジム
メカニックサポート:轍屋自転車店
アイウエア調整:メガネナカジマ
遠征サポート:じてんしゃの杜


写真:Shuhei Takenouchi