レース名:The 18th Asian Mountain Bike Championship
場所:レバノン バスキンタ
日時:2012年10月14日 9:00~
結果:優勝
1. KATAYAMA Rie(日本) 1:33:53
2. BAI Yue(中国)+2:48
3. THI NHU QUYNH Dinh(ベトナム)+13:59
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2004年中国不在のアジア選手権でチャンピオンになって以来、7年間中国に負け続けてきた。2005年ごろはスタート直後から全く相手にならず、表彰台にすら上がれなかった。2008年にやっとスタートループだけでも中国と混走できるようになり、アジア大会のある2010年には本気で打倒中国を目標にシーズンの全てをかけたけど、アジア選手権2位、アジア大会は3位で涙した。
そのころには中国選手全員に負けるわけではなく間に食い込めるようにはなっていたにもかかわらず、2011年は前年に勝てていた選手に負けてまた2位。そして引退前最後のチャンスが今回のアジア選手権だった。2012シーズンが始まる前にはロンドン五輪出場が不確定でそれをゴールにすることができなかったため、最もプライオリティの高いレースをこのアジア選手権に決めていた。開催月が変更になったのには驚いたけど、おかげでシーズン前半の疲労をしっかり抜くことができた。6月以降は月1本のレースに絞るようにしたらどんどん調子が上がっていった。
ある程度の好感触をつかんでレバノン入り。とはいえ時差が6時間あること、標高がホテルで1500m、レース会場で1200mあることからコンディションの調整には細心の注意を要した。今回のナショナルチームは少数精鋭でどの選手も(日本後方支援を含めた)スタッフも純粋に「勝つ」ことを目指していてとても良い雰囲気だった。レバノン在住のスペシャライズドディストリビューターの方にも多大なサポートをいただき、最高の環境でレースを迎えた。
コースは前半が下り基調のシングルトラックが続き、コース後半はビッククライムがある。試走を重ねるにつれてどんどんリズムをつかみ、相性の良いコースだと感じた。号砲とともに、レースがスタートする。完璧なタイミングでアスファルトの緩やかな登りを先頭で飛び出し、そのまま下って左のシングルトラックに入る。とその時、自分の左後方を走っていた選手が思いっきり直進して私のリアホイールに突っ込んできた!
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1周目終盤のテクニカルアシスタンスゾーンで仁木メカニックに後輪を交換してもらう。素早く作業してくれながら「よく離してきたな」と冷静な声で声掛けしてくれて、後半もトップを譲らず集中を切らすことなく走ることができた。事前に頼んでおいたレバノン人のサポーターが無線で後続とのタイム差を教えてくれる。今回はとにかく勝つことがすべて。パンクリスクの高いセクションはしっかり減速し、スピードに乗せられるセクションは無駄なく追い込む。
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タイヤ:SPECIALIZED S-WORKS FAST TRACK (1.5Bar)
ヘルメット:SPECIALIZED S-Works Prevail
アイウエア:OGK Kabuto SMART
ウエア:GOLDWIN
データ:POLAR RS800CX BIKE
ペダル:SHIMANO XTR
マッサージオイル:Sports Balm イエロー2
ニュートリション:パワージェル、GOLD’S GYMアルティメッエネルギードリンク
テーピング:New-HALE
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船
サプリメント・トレーニング:ゴールドジム
メカニックサポート:轍屋自転車店
アイウエア調整:メガネナカジマ
遠征サポート:じてんしゃの杜
合宿サポート:SY-Nakキャビン(長野県 野辺山高原)