2012年10月24日水曜日

2012 JAPAN CUP CYCLE ROAD RACE

レース名:2012 JAPAN CUP CYCLE ROAD RACE
場所:栃木県 宇都宮森林公園周回コース
日時:2012年10月20 日 11:07〜  3周回(42.3km)
結果:オープン女子 2位
1位 與那嶺恵理 茨 城  1:17'01" 0'00" 32.9km/h
2位 片山 梨絵 神奈川  1:18'19" +1'18" 32.4km/h
3位 上野みなみ 青 森  1:18'54" +1'53" 32.1km/h
4位 西 加南子 千 葉  1:18'54" +1'53" 32.1km/h
5位 金子 広美 三 重  1:19'02" +2'01" 32.1km/h
6位 福本 千佳  大 阪  1:19'11" +2'10" 32.0km/h



 今回が競技生活最後のロードレースとなった。「最後ぐらいビビらずのびのび走ろう」と気持ちよくスタートした。1周目から自分の走りやすいペースで積極的に登って行く。斜度のきつい登りのコーナーに誰かがチョークで書いてくれた「Thanks RIE」の文字が嬉しかった。ロードの下りは久しぶりだったので、山頂からは信頼のおける西選手に先行してもらって感覚を取り戻す。



1周目の山岳を終えた時点で西選手、私、与那嶺選手の3人に絞られたが、平たん区間で後ろの集団も合流して10名ほどとなった。ローテーションしながら2周目に入っていく。2周目最後の登りの通称「鶴カン」からペースアップしてそのまま3周目の山頂までロングアタックし独走に持ち込もう、というのは先週のアジア選手権が終わった後からなんとなくイメージしていた。今できなかったら一生できないんだな、と思い切って飛び出す。



と、ほぼ同時に逆側からは同じ考えであろう与那嶺選手がアタックした。後ろに付く形でファイナルラップへ。そのまま山頂まで二人で行きたかったけど、力足りず徐々に差が開いてしまった。山頂付近で振り返ると西選手との距離が近い。少し呼吸を整えて、下りの速い西選手に先行してもらい一緒に下っていく。と、そこでアクシデント。途中の左コーナーで西選手がバランスを崩した。その時点で私はとっさに予備ブレーキをして減速していたので、そのあとハイサイドを起こした彼女の体がコーナーの外側に投げ出された時にはなんとか停止&足出しで落車はまのがれた。せっかくのチャンスだったのに、あとは単独で前を追うしかない。



下りきった平たんでは前を走る与那嶺選手も、後ろを走る西選手も見える。西選手が落車後復帰してちゃんと走っていることに安心したが、待つには微妙な距離だったのでペースを緩めず前を追った。結果はタイムトライアルでも実績のある与那嶺選手の圧勝!夏休みを一緒にトレーニングして過ごした仲間で努力はよく知っているし、このレースを狙っていることも知っていたので、これからの時代を担う有望な選手が「狙ったレースで最高のパフォーマンスを発揮する」ことを達成し、リスペクトの思いだ。




何かと2位の多かったロードレース。最後ぐらい勝ちたかったけどまた2番。まったく残念ではあるけど、締めくくりも私のロード競技人生を象徴するような結果で終わってしまいました。ゴール後、一緒に走ってきたみんなと話をするひと時は最高に楽しく、同時にちょこっと切なかったです。これからも応援しているので日本の女子のみなさん、頑張ってください!


All Photos : Shojiro Nakabayashi

バイク:SPECIALIZED S-Works Amira SL4
ホイール:SHIMANO DURA-ACE C35 TU
コンポーネント:SHIMANO DURA-ACE Di2
ヘルメット:SPECIALIZED S-Works Prevail
アイウエア:OGK Kabuto SMART
データ:POLAR RS800CX BIKE
マッサージオイル:Sports Balm イエロー2
ニュートリション:パワージェル、GOLD’S GYMアルティメッエネルギードリンク
テーピング:New-HALE
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船 
サプリメント・トレーニング:ゴールドジム
メカニックサポート:轍屋自転車店
アイウエア調整:メガネナカジマ
遠征サポート:じてんしゃの杜
合宿サポート:SY-Nakキャビン(長野県 野辺山高原)