2010年10月2日土曜日

2010 アジア選手権



レース名:2010 Asian MTB Championships
日時:2010年9月29日 14:30~
場所:韓国・チェチョン
距離:3 Laps - Distance: 18.9km
結果:Women Elite 2位
1 、REN Chengyuan( Chaina) 1:22:11
2 、KATAYAMA Rie(Japan) +03:14
3 、SHI Qinglan(China) +04:52
4 、CHOI Hye Kyeong(Korea)+06:22
5 、LIU Ying(China) +07:58
6 、NAKAGOME Yukari(Japan) +16:24
7 、GO Suk Mi(Korea) +17:22
8 、Nguyen Thanh Dam(Vietnam) +20:11
9 、LYOU Hyung Min(Korea) +25:12
10 、Mohd Radzi, Masziyaton(Malaysia) +29:05



 スタートが上手く決まり、トップでシングルトラックに入っていく。が、思ったよりも体にキレがなく、中国人3選手に抜かされてしまった。ここでもっと踏ん張りたかった。コースの登りがきつく、どこまで自分をプッシュしていいのか自信をもてない弱さがあった。
また、確実に良い順位でゴールしてポイントを獲らなければならない(ロンドン五輪出場枠獲得のポイントを稼ぐため)、ということが頭の片隅から離れず、優勝だけに貪欲になりきれなかった本音も否定できない。4番手で走っているうちに先頭のRen選手(中国)がじわじわ抜けだす。かなりダンシングを多用してプッシュしている。とにかく早い段階で2位まで上がらないと。
じわじわ抜かそうとしても2位、3位の中国選手に幅寄せされて前に出させてくれない。コースを良く見て、道幅のある場所でスピード差をつけて一気に抜かす。乗車して登りきれるかどうかギリギリのテクニカルなアップダウンを繰り返し、第1フィードを2位で通過。トップとの差はすでに20秒。速い。
ここから本格的なクライミングが始まる。つづら折れの先にRen選手が見える。心臓が張り裂けそうな急こう配のロングクライムを越え、一直線に山を下る。もっとテクニカルにしてくれた方がフルサスペンションバイクと経験では中国人選手にアドバンテージがあるのだが、ここのコースはとにかく真っすぐ落ちるだけ。下ったところで差は40秒。そして平坦基調でスタートラインへ戻ると差は35秒。ここで一気に差を詰めようと気合を入れる。と、滑りやすい登り返しでのミスが続いてしまった。第2フィードを通過すると、「最終ラップに入る前に渡してほしい」と頼んでいたレッドブルショットが出てきた。そうか、もう最終ラップか。ここのコースは1周が30分弱と長いため、たった3周でのレースだった。とにかく前を追う。先頭を走っている選手の足が激しいコースで痙攣するかもしれないし、河原の大きな砂利でパンクするかもしれない。レースが終わるまで、全力で、前へ。





最終ラップは、男女合わせて誰も登れない急こう配の登り返し1か所以外は、全てミスせず乗車することができた。体力的にきつくても、バランスを崩しそうになっても、気持ちで負けて足を付くことだけはしたくなかった。ゴールゲートが見えた時、自分の2位が確定したとき、悔しくて涙が出た。Ren選手は強かった!ゴール後、お互いを称えあった。また11月、アジア大会で彼女とレースができる。強くなって、また挑もう。


使用機材
バイク:SPECIALIZED S-Works Era 
タイヤ:SPECIALIZED S-WORKS F:LK R:サウザーウィンド1.8
ペダル: ATAC TITAN CARBON
マッサージオイル:Sports Balm イエロー1+ウルトラバルム
アイウエア:SPECIALIZED ARC TERRA SMALL
アイウエア調整:メガネナカジマ
ニュートリション:パワージェル
スポーツドリンク:Kentai SPORTS DRINK
データ:POLAR RS800CX BIKE
コンディショニング:日本カイロプラクティックセンター大船 
テーピング:New-HALE
メカニックサポート:轍屋自転車店